いつまでも若々しく見られるためにも、顔にしわはできてほしくないですよね。中でも、おでこのしわは気難しい印象を与えたり、疲れを感じさせたりする大きな要因になることも。
今回は気になるおでこのしわに焦点をあて、しわが生じる原因や対策について解説します。
「目を大きく開けるときのおでこのしわが気になる」「最近しわが消えなくなってきた」などのお悩みがある方は、ぜひ最後までご覧ください。
※なお本記事は、弊社から監修者に依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。
【監修者プロフィール】
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湯浅道子/エステサロンに8年勤務後、美容の資格を取得し、美容家×ライターとして活躍。 10代の思春期ケアから50代更年期以降のさまざまな肌悩みをサポートする情報を発信中。スキンケアコラム、ブログ記事、メルマガ、美容医療、広告関連など幅広い分野の美容に携わっている。生活習慣、スキンケアを通して、人生100年時代を生きるため、自分自身を好きになれるビューティーライフを実践。【保有資格】コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、2級、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級
【目次】
目を見開いたり、眉毛を上げたりするとおでこにしわができる原因とは?

まずはおでこにしわができる原因をいくつか解説します。
表情の癖・習慣
眉毛を上げるとおでこにしわができるはずです。日頃から目を開くためにおでこや眉毛に力を入れる癖があると、おでこにしわが残りやすくなります。
本来、目を開くために使うのはまぶたの筋肉です。おでこや眉毛の筋肉を使うのは、おでこにしわを寄せるよくない癖だと覚えておきましょう。
ほかにも眉間にしわを寄せる、目を細めるなど習慣がある場合も、おでこや目元にしわができる原因になります。
眼瞼下垂
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたの皮膚がたるんで下がり、目が開きにくくなる病気のこと。眼瞼下垂になると、目を大きく開けるために無意識におでこや眉毛に力を入れてしまう方が多いです。
結果、前述した表情の癖により引き起こされるのと同様におでこにしわが寄り、いつしか深く消えないしわとして刻まれてしまうのです。
寝るときの姿勢
寝姿勢もおでこにしわを寄せる原因のひとつです。うつぶせ寝や横向き寝は、顔を枕や布団に押し付けて眠る形になるため、おでこや頬にしわを寄せてしまいます。
枕カバーの摩擦が肌に刺激を与え、しわの原因になることもあるため注意が必要です。
若くても目を見開いた際におでこのしわは出来る?

しわに悩むのは歳を取ってからというイメージを持つ方も多いでしょう。しかし20代、30代と若くても、おでこのしわに悩む方はいらっしゃいます。
続いては年齢に関わらず、おでこにしわができる原因をまとめました。
生まれつきの眼瞼下垂による習慣
前述した眼瞼下垂には先天性と後天性があります。後天性の多くは加齢によって生じるのに対し、先天性は生まれつきのものです。
先天性眼瞼下垂の方は、目を見開くのにおでこや眉毛の筋肉を使うことが幼い頃からの習慣になっていることも。長年の癖により、20代や30代の若いうちからおでこのしわが刻まれてしまうケースは珍しくありません。
肌の乾燥
皮膚の水分量や皮脂量が低下した状態を乾燥肌といいます。肌が乾燥するとハリや弾力が失われ、しわが残りやすくなります。
もともと肌が乾燥しやすく、保湿ケアが充分でない場合は、若いうちから小じわが目立ってしまうことも。
乾燥肌をケアしないままよくない癖や寝姿勢を続けていれば、おでこを含むさまざまな箇所にしわが定着してしまうため要注意です。
皮膚の中には肌のハリやうるおいを保つコラーゲンやエラスチンなどの美容成分が含まれますが、これらは20代をピークに量を減らが減少していきます。
30代になって肌の乾燥が気になるようになるのも、コラーゲンやエラスチンが減少したため。年齢に合った保湿ケアを行わなかった結果、若くしておでこのしわが目立ってしまうこともあるのです。
紫外線によるダメージ
紫外線はコラーゲンやエラスチンなどの美容成分を破壊する厄介な存在です。子どもの頃から無防備に紫外線を浴びる生活をしていると、若いうちからしわやシミなどの肌トラブルが現れる場合があります。
表情筋の衰え
筋肉は使わないとどんどん衰えていきます。表情をつくるのに使う表情筋も例外ではありません。
表情筋が衰えると、その上にある皮膚が支えをなくし、肌の弾力が失われることでたるみやしわを生じさせることがあります。
たるみを気にして肌を何度も触ったり、間違ったマッサージで過度に摩擦をかけたりすると、それがしわの原因になることもあるので要注意です。
目を見開いた際にできるおでこのしわへの対策は?

おでこのしわが気になるときは適切な対策が必要です。今日から始められる対策をいくつか紹介します。
表情の癖や悪い習慣を見直す
目を開くときはまぶたの筋肉だけを使うよう意識しましょう。ついおでこや眉毛に力が入ってしまう場合は、おでこや眉毛を軽くおさえ、「まぶたの筋肉を使って目を開く感覚」をつかめるまで練習してみてください。
眉をしかめたり、目を何度も細めたりする癖も控えましょう。
うつぶせ寝や横向き寝が癖になっている人は、仰向けで眠る努力をすること。ただし、眠りやすい姿勢は人によってさまざまですので、寝不足になりそうなら無理をしてはいけません。
うつぶせ寝や横向き寝がやめられない人は、枕を見直してはいかがでしょうか。柔らかめの枕や、なめらかな質感の枕カバーを使えば、顔にしわが寄るのを軽減できることもあります。
紫外線対策を徹底する
前述のとおり、紫外線は肌の老化を加速させます。紫外線が多く降り注ぐ時期は初夏から真夏にかけてです。それ以外の季節は紫外線の量こそ減りますが、ゼロにはなりません。
紫外線対策は夏だけといわず、できれば1年中行いましょう。窓から差し込む太陽光に紫外線が含まれますので、室内で過ごす日も可能なかぎり日焼け止めを塗る、長袖を着るなどの対策するのがおすすめです。
保湿ケアを行う
しわを予防するためには保湿ケアが重要です。朝の洗顔後や入浴後は速やかに化粧水や美容液、クリームなどで保湿を行いましょう。
乾燥肌の方は特に徹底したケアが必要です。
日中も肌がかさつく感じがする、ファンデーションがひび割れるなどの乾燥のサインが出ているのであれば、メイクの上から使える保湿ケアアイテムを上手に活用しましょう。
表情筋を鍛える
筋トレで筋肉が大きくなるように、表情筋も鍛えれば強くなります。大きく口を動かしながらゆっくり「あいうえお」と言うだけでも表情筋は動きます。
次の項目では、おでこのしわ対策に役立つトレーニング方法を解説しますので、毎日の習慣にしてみてください。
おでこのしわに効果的なマッサージ・ストレッチ方法

おでこのしわは継続的なマッサージやトレーニングによって目立ちにくくなることも。簡単なトレーニング方法を3つ紹介します。
眼瞼筋のトレーニング
まぶたの力だけで目を開きにくい方は、眼瞼筋(がんけんきん:まぶたを引き上げる役割を持つ筋肉)のトレーニングを行いましょう。
手順はこちらです。
- おでこが動かないよう、両手をおでこにあてておさえましょう。
- まぶたの筋肉だけを使って目を開きます。
- 目の開け閉めを20回繰り返したら完了です。
おでこの緊張を和らげるマッサージ
PCやスマホをよく見る人は目が疲れやすく、それが原因でおでこの筋肉のこりを引き起こすことがあります。おでこの筋肉がこって血行が悪くなっているとしわができやすくなるため、意識的にほぐしましょう。
毎日のスキンケアのタイミングや入浴中にできるマッサージはこちらです。
- 肌の摩擦を軽減するために、まずおでこにマッサージクリームを塗ります。
- 人差し指、中指、薬指をそろえて眉間の少し上あたりをおさえましょう。
- 髪の生え際までゆっくりと指を引き上げていきます。
- 2~3の動作を5回続けて完了です!
眉毛の筋肉をほぐすマッサージ
眼精疲労は眉毛の筋肉のこりの原因になることも。スキマ時間についスマホを触ってしまう、毎日デスクワークをしているという方は、以下のマッサージを行うことを習慣にしてみてください。
- 親指と人差し指で眉頭を上下から挟みます。
- 指をつまむように小さく指を動かしながら眉毛の筋肉を揉みほぐしてください。
- こめかみへ向かって徐々に指をずらしながら、揉む位置を変えていきます。
- 眉尻まで揉み終わったら完了です。
スキンケアや化粧品によるおでこのしわ対策

目を大きく開けることで生じたおでこのしわは、スキンケアやメイクで目立ちにくくすることも可能です。スキンケアアイテムや化粧品選びのポイントをまとめました。
医薬部外品の美容液やクリームを使う
季節や紫外線によるダメージ、加齢などさまざまな要因でしわができます。出来てしまったおでこのしわが気になるときはスキンケアを心がけましょう。
ソフトフォーカス効果でしわを目立ちにくくする方法も
メイクにおけるソフトフォーカス効果とは、光の乱反射を利用して肌のお悩みを目立ちにくくする効果をさします。
詳しいメカニズムは以下のとおりです。
- ソフトフォーカス成分という細かい粒子状の成分を含む化粧品・基礎化粧品でメイクやスキンケアを行う。
- ソフトフォーカス成分がしわの溝や毛穴によって生じた肌の凹凸を埋める。
- 光を浴びたとき、成分が光を拡散することでしわやシミなどを目立ちにくくする。
生活習慣の改善やマッサージによるしわ対策に即効性は望めません。とにかく急いでしわを目立ちにくくしたい場合は、ソフトフォーカス効果をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
物理的にしわを伸ばす成分を配合した化粧品もおすすめ
肌に塗布した化粧品の成分が乾く過程で皮膜を形成する特性を利用し、物理的にしわを伸ばす方法もあります。
こちらもソフトフォーカス効果と同様に即効性が期待できる効果です。試してみたい場合は、パッケージに「皮膜効果」「ストレッチ成分」などの記載がある化粧品を選びましょう。
効果はメイクをしている間のみ得られる一時的なものです。しかし、これとあわせて生活改善やマッサージなどを習慣化すれば、徐々におでこのしわが気にならなくなっていくかもしれませんよ。
まとめ
おでこのしわが気になるときは、まず自分の癖や習慣を見直しましょう。眼瞼下垂などの病気が背景にある場合もありますので、目の開けにくさを感じるのであれば眼科に相談するのもおすすめです。
おでこ周辺のマッサージやトレーニング、スキンケアやメイクでもおでこのしわは目立ちにくくすることができます。
自分に合ったやり方でしわ対策を始めてみてはいかがでしょうか。
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年齢とともに、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減少し、まぶたの皮膚が重力や目の周りの筋肉の衰えによってたるみます。また、目を開こうと無意識にまゆげを上げることで、おでこのシワに繋がる可能性もあります。
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