特に疲れていないのに、周囲の人から「疲れてる?」と聞かれた経験はありますか?もしあれば顔にお疲れのサインが出ているのかもしれません。
今回は疲れ顔の特徴と、疲れ顔になる原因をいくつか紹介します。疲れ顔を解消するためにできるケアのポイントやメイクの方法もまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
※なお本記事は、弊社から監修者に依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。
【監修者プロフィール】
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湯浅道子/エステサロンに8年勤務後、美容の資格を取得し、美容家×ライターとして活躍。 10代の思春期ケアから50代更年期以降のさまざまな肌悩みをサポートする情報を発信中。スキンケアコラム、ブログ記事、メルマガ、美容医療、広告関連など幅広い分野の美容に携わっている。生活習慣、スキンケアを通して、人生100年時代を生きるため、自分自身を好きになれるビューティーライフを実践。【保有資格】コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、2級、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級
「疲れ顔」とは?特徴について解説

疲れ顔に見えるとき、顔にはどのようなことが起こっているのでしょうか。考えられる可能性をいくつか紹介します。
目の下のくま
目の下にくまがあると「寝不足なのかな」「疲れているのかな」という印象を与えやすいです。くまにはいくつか種類があり、それぞれ原因が異なります。
・青っぽいくま:睡眠不足、疲労気味のときに生じる
・黒っぽいくま:目元のたるみによってできる影がくまのように見える
・茶色っぽいくま:皮膚の摩擦や乾燥、色素沈着などによって引き起こされる
上記のとおり、実際には疲れていなくてもくまが生じることはあるので、くまが気になるときはまずその色から原因を探ってみましょう。
むくみ
フェイスラインや目元がむくみによってパンパンになっているのも、疲れ顔に見せる大きな要因です。
むくみは体内の水分バランスが乱れたときや、アルコールをたくさん摂取したあと、塩分を摂りすぎたあとなどによく引き起こされます。
たるみ
たるみが生じると頬がこけて見えたり、目の下に膨らみができたり、二重あごになったりと見た目の印象が大きく変化します。
たるみが気になる顔はくたびれてぐったりと疲れているように見られやすいほか、老け顔の印象を与えることも。
たるみは肌が乾燥すると起こりやすい症状です。加齢とともに皮膚の水分量が減り、乾燥しやすい肌質になっていくにつれ、たるみが気になるようになる人は少なくありません。
顔色が悪い
人の体調の変化は顔色に出やすいです。体調不良や睡眠不足、ストレス、貧血などで血の気が引いたときなど、さまざまな状況で顔色が悪くなる人はいます。
顔色が悪い人を見ると、人は本能的に「具合が悪いのかな」「疲れているのかも」と連想する傾向があります。顔色の悪さから疲れを指摘されたときは、なんらかの不調を疑ったほうがいいかもしれません。
くすみ
若い頃に比べて顔の色が少し暗く見える、透明感がなくなったように見えると感じるのであれば、くすみが生じている可能性があります。
くすみとは、さまざまな要因により肌の色が変化している状態です。メラニンの蓄積が原因の場合は茶色っぽく、肌の乾燥が原因であれば暗めに、血行不良によるものでは青白い肌色になる傾向があります。
疲れ顔と言われる原因は?

疲れ顔と言われた経験がある方は、なぜそうなってしまっているのか原因を探ることから始めてみましょう。以下にいくつかの原因をまとめましたので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
疲労が溜まっている
「疲れ顔」というくらいですから、まずは自分が本当に疲れている可能性を考えましょう。
自分が疲れていることに気づきにくい人は一定数います。特に疲れている気がしないときは、最近の生活を見つめ直してみてください。
睡眠時間があまり取れていない、予定が詰まっている、激務が続いているなどに当てはまる場合は、一度しっかりと休むことも検討しましょう。
肌のハリ不足
肌のハリとは、弾力やみずみずしさ、なめらかさなどを表す表現です。人の皮膚には肌の水分量や弾力を保つ複数種類の美肌成分が含まれますが、これらの成分は加齢にともなって生産量を減らしていきます。
「年齢を重ねるにつれて疲れていると言われやすくなった」「若い頃より疲れ顔になった気がする」という方は、肌のハリ不足が原因かもしれません。
ストレス
ストレスはさまざまな身体症状を引き起こします。顔色の悪さや、緊張したように見える表情、無意識に眉間のしわが寄っているなどの状況から周囲に疲れ顔の印象を与えることも。
ストレスから自律神経が乱れ、血行不良を生じさせることもあります。血行不良は目の下のくまやむくみ、たるみの原因になることもあるため、ストレスは溜まりきる前に発散することが大切です。
生活習慣の乱れ
食生活の乱れや睡眠不足、二日酔いなど、よくない生活習慣を続けることも疲れ顔を引き起こす大きな要因になります。
一日だけ徹夜をする、一食だけ暴飲暴食をするだけであれば、しっかり休息をとることで回復できることもあるでしょう(やらないに越したことはありません)。
しかしこれが何日も、何食も続けば体にはダメージが蓄積し、それが「疲れ顔」という症状で出てくることもあります。
疲れ顔は体からのSOSかもしれません。鏡で見た自分の顔の印象がなんだか疲れて見えるときは、生活習慣を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。
疲れ顔の対策

続いては、疲れ顔を和らげるためにできることを解説します。
休息や睡眠をとる
疲労や睡眠不足によって疲れ顔になっているのであれば、とにかくしっかり休みましょう。
適切な睡眠時間は人によって異なりますが、一般的に成人は6~8時間の睡眠をとることが推奨されています。
忙しいとつい休憩時間や睡眠時間を削ってしまいがちですが、日々のパフォーマンスをしっかり維持するためにも意識的に休息をとることが重要です。
血行を促進する
血行不良からくる疲れ顔なら、マッサージやストレッチで血流を促すことにより和らぐ可能性があります。
目のまわりを指で優しくほぐす、親指で頬骨を上へ引き上げるように軽く押すなどの簡単なマッサージでも、顔まわりは多少すっきりするかもしれません。
注意点は肌に摩擦をかけないこと。特に目のまわりの皮膚は薄いので決してこすらず、痛くない力加減で軽く触れることが大切です。
眼精疲労や首のこりが原因で疲れ顔になることもあります。目をギュッと閉じてパッと見開く、首をゆっくり回すなどのストレッチを生活習慣に取り入れることも、疲れ顔解消に効果的です。
肌を保湿する
くすみやたるみ、茶色っぽいくまは肌の乾燥により引き起こされます。これらの症状が気になる場合は、保湿を重視したスキンケアで肌にうるおいを与えましょう。
人の皮膚に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった美肌成分は、年齢を重ねるごとに減少していきます。
基礎化粧品を選ぶ際はこれらの美肌成分は含まれるものを選び、毎日のスキンケアで外から補ってあげるのがおすすめですよ。
ストレスを発散する
ストレスを溜めている状況は心身にとってよくありません。
疲れ顔の症状がストレスによって引き起こされている場合は、上手にストレスを発散する方法を探してみましょう。
気の合う友人と会う、おいしいものを食べる、旅行をする、ひとりでゆっくり過ごすなど人によって最適なストレス発散方法は異なります。
自分に合う方法でストレスを発散できれば、心身がすっきりするのにともない、自然と疲れ顔も和らいでいくはずですよ。
メイクで疲れ顔を解消するテクニック

疲れ顔はメイクで解消することも可能です。イキイキとした印象の顔に仕上げるメイクのポイントを3点まとめました。
カバー力の高い下地やファンデーションでベースを整える
つややかで透明感のある肌は健康的でエネルギッシュな印象を与えます。疲れ顔をメイクで解消したいときは、まずカバー力の高い化粧下地やファンデーションを用いて顔色を全体的に整えましょう。
くすみや顔色の悪さを隅々まで隠したいからと、浮いてしまうほどファンデーションを叩き込むのはNGです。厚塗りメイクは老け顔に見える原因になります。
また、化粧崩れを起こしていると疲れ顔やくたびれた顔に見られることが。化粧下地やファンデーションは薄付きでもカバー力が高く、崩れにくいものを選び、ナチュラルメイクをするよう心がけましょう。
目立つお悩みはポイントメイクで隠す
目の下の濃いくまやシミなど顔の一部に気になるお悩みがある場合は、コンシーラーでピンポイントに隠しましょう。
くまやシミを隠そうと化粧下地やファンデーションを塗り込むと、そこだけ浮いてしまったり、化粧崩れを起こしたりすることも。
メイクをする際はまず基礎化粧品や化粧下地で肌全体を整え、コンシーラーで気になるお悩みを隠し、最後にファンデーションを薄く塗ってナチュラルにしあげることが大切です。
チークやアイシャドウで血色感をプラス
顔色の悪さが気になるときや、くすんで見えるときは、明るくつややかなカラーのチークやアイシャドウで血色感をプラスしましょう。
おすすめの色はピンク系、レッド系、コーラル系など。赤みがかったブラウンや、オレンジ系の色も顔の印象を若々しくしてくれます。
どんな色が似合うかはその人の肌の色によって異なります。
気になるアイテムをいくつか試してみながら、自分の顔色がパッと明るくなるカラーを探してみてくださいね。
年代別 疲れ顔のケアやメイクについて

最後に30代、40代、50代の年代別に、疲れ顔を和らげるおすすめの方法を紹介します。ケアのポイントと、メイクのコツをまとめました。
30代の疲れ顔におすすめのケア&メイク
30代は肌に少しずつお疲れサインが出てくる時期です。皮膚に含まれる美肌成分は20代と比べて少しずつ減っていき、多くの方の肌に小じわやシミ、くすみなどが生じ始めます。
20代からずっと同じ基礎化粧品を使い続けている場合は、見直すタイミングかもしれません。
化粧水や美容液は保湿力の高いものを選び、1日を通したスキンケアを心がけましょう。特に小じわが出やすい目元の保湿を徹底することが重要です。
目尻や目の下のしわが気になるときはハイライトを入れましょう。光の反射によりしわが目立ちにくくなります。
40代の疲れ顔におすすめのケア&メイク
40代になると、多くの方がしわやしみ、たるみなどの症状に悩まされます。しわやたるみを改善しようと目元やフェイスラインのマッサージをする方もおられますが、肌への過度な刺激はむしろ疲れ顔を加速させるため注意が必要です。
マッサージをする際は顔や手にあらかじめクリームやオイルを塗り、肌に摩擦が生じないよう優しい力で行いましょう。
メイクはとにかくナチュラルに。気になる部分があるとつい厚塗りメイクで隠したくなるものですが、コントロールカラーや伸びのいい化粧下地を活用して薄付きメイクを徹底してください。
40代の肌はハリも不足しがちです。保湿力の高いファンデーションやハイライトを取り入れながら、ツヤ感のある肌に仕上げましょう。
50代の疲れ顔におすすめのケア&メイク
50代の肌はさらに変化します。濃いシミに深いしわ、たるみによる頬のくぼみなど、メイクでは隠しきれない悩みを抱えている方も少なくありません。
皮膚に含まれる美肌成分は20代と比較してエラスチンとコラーゲンは約20%、ヒアルロン酸は50%弱まで減少するといわれています。
減少した成分を補うためにも、基礎化粧品はエイジングケアに特化したものを選びましょう。メイクはベースをしっかり整え、血色感もくわえます。
目のまわりのくぼみが気になる方は、ハイライトカラーを入れるとくぼみが目立ちにくくなります。
表情筋の衰えによってたるみが生じる方もいますので、スキマ時間に顔まわりの筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れるのもいいアイデアです。
口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と言う運動や、口を閉じた状態で歯の表面に沿って舌をぐるぐる動かす舌エクササイズなどが効果的ですので、ぜひ試してみてください。
まとめ
周囲の人から疲れ顔と言われたときは、なぜそういうふうに見えてしまうのか原因を探ることが大切です。
年齢による肌の変化なのか、生活習慣の乱れからくるものなのか、ストレスが溜まっているのか…。理由が分かったら、それに応じた対策で疲れ顔解消を目指しましょう。
いくつになっても若々しく、健康的な見た目でいられれば嬉しいですよね。毎日の生活習慣に、今回紹介した年代別の疲れ顔解消法も取り入れつつ、疲れ顔・老け顔からの脱却を目指してみてくださいね。
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年齢とともに、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減少し、まぶたの皮膚が重力や目の周りの筋肉の衰えによってたるみます。また、目を開こうと無意識にまゆげを上げることで、おでこのシワに繋がる可能性もあります。
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