Column ニッセンBHの美容・健康コラム

60代のエイジングケアは何から始めるべき?基礎化粧品の選び方も詳しく解説

公開日:2025.09.17
更新日:2025.11.08

年齢を重ねるにつれて、徐々に気になってくる肌の乾燥やしわ、たるみなど。これらの肌トラブルは「年齢のせい」と諦めていいものなのでしょうか。

この記事では、60代から始めるエイジングケアのポイントをまとめました。よくある悩みを紹介するとともに、エイジングケアの重要性や基礎化粧品の選び方まで詳しく解説します。

【監修者プロフィール】

湯浅道子

湯浅道子/エステサロンに8年勤務後、美容の資格を取得し、美容家×ライターとして活躍。 10代の思春期ケアから50代更年期以降のさまざまな肌悩みをサポートする情報を発信中。スキンケアコラム、ブログ記事、メルマガ、美容医療、広告関連など幅広い分野の美容に携わっている。生活習慣、スキンケアを通して、人生100年時代を生きるため、自分自身を好きになれるビューティーライフを実践。【保有資格】コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、2級、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級

URL:https://note.com/brainy_hornet679/n/ne303a0f0995b

60代ならではのエイジングに関する悩みとは?

まずは60代の方々が抱えやすい肌のお悩みをいくつか紹介します。

たるみ

たるみは、肌の弾力がなくなることにより皮膚が垂れ下がっている状態です。まぶたや目の下、頬、フェイスラインなどに生じやすく、老けている・疲れているといった印象を与えることも。
ほうれい線や二重あごを引き起こす原因になることもあり、多くの60代の方々にとって悩みの種となっています。

しわ

しわができる原因はさまざまで、一例としては肌の乾燥や弾力不足、紫外線によるダメージ、表情の癖など。

加齢にともなって肌は乾燥しやすくなり、弾力も失われていくため、ある程度のしわができるのは仕方ありません。とはいえ、しわは老け見えの大きな要因になるため、悩む方も非常に多いです。

シミ

長年にわたる肌へのダメージや日焼け、加齢などにより、皮膚の中でメラミンという色素が生成・蓄積されることでシミはできます。

肌の一部が茶色くなるもの、斑点状に生じるもの、頬や口の周辺に左右対称にできるものなどシミの種類はいくつかあります。気になるシミがあるときはまずシミの種類を特定し、シミの原因に応じた対処法を見つけましょう。

ハリ不足

肌にうるおいや弾力がある状態を「ハリがある」といいます。肌が乾燥するとハリが低下し、小じわや毛穴の開きが目立つ状態になっています。
肌にもっともハリがあるのは20代前半頃までです。それ以降は皮膚に含まれる美肌成分が徐々に減少していき、肌のうるおいや弾力を保つ力が少しずつ低下していきます。

ハリ不足も加齢によって生じる、いわば「あらがえない症状」です。しかし、しわやたるみなどさまざまな肌トラブルの原因となるため、日々のケアで肌のハリやうるおいをキープするよう努めましょう。

くすみ

くすみとは、肌が暗く見える状態のこと。肌の水分不足や血行不良、摩擦などの刺激によって引き起こされます。
明るく透明感のある肌は若さの象徴です。若い頃と比べて肌が茶色っぽい、黄色っぽい、顔色が悪く見えるなど見た目の変化を感じるときは、くすみが生じている可能性が高いでしょう。

60代におけるエイジングケアの重要性

エイジングケアとは、「加齢によって生じた肌の変化に対して行う適切なお手入れ」を意味します。続いては、60代の肌悩みへの対策にエイジングケアが重要に理由をまとめました。

肌は年齢を重ねるごとに変化するため

人の皮膚にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった肌のうるおいやハリを保つ成分が含まれます。
しかし、これらの成分は大半が20歳以降少しずつ量を減らしていき、60代になる頃にはピーク時の20~30%まで減少することをご存じですか?

美肌成分の減少にともない、皮膚はどんどん乾燥しやすくなり、乾燥した皮膚にはしわやたるみが生じやすくなります。

くわえて、紫外線を浴びたり肌に負担をかける習慣を長らく続けていたりすると、美肌成分の減少スピードは加速することも。
肌が衰えていくのを少しでも遅らせ、年齢よりも若々しい印象を持ってもらうためには、適切なエイジングケアが欠かせないのです。

肌トラブルの進行を遅らせるため

美肌成分が減った肌には、くすみやしわ、たるみなどさまざまなトラブルが生じやすくなります。
これらの症状は多かれ少なかれ誰の肌にも生じますが、少ないに越したことはありません。

しわやたるみが目立たない明るい肌を保ちたいときにも、エイジングケアは効果的です。

周囲に若々しい印象を与えるため

年齢に応じた適切なケアを行うことで、肌はハリやうるおいを取り戻せる可能性があります。
60代になっても肌や見た目の印象を褒められればうれしいもの。若々しく見られるか、老けて見られるかどちらがいいかと聞かれれば、前者を選ぶ方が多いでしょう。

「年齢のわりに若いと言われたい」「きれいになったと言われたい」という望みがある方こそ、エイジングケアに力を入れるべきです。

60代のエイジングケアで意識したいこと

60代のエイジングケアは、なにを意識して行うべきなのでしょうか?3つのポイントを紹介します。

保湿を重視したスキンケアを行う

前述のとおり、年齢を重ねるごとに皮膚で生成される美肌成分の量は減っていきます。それにともない肌はどんどん乾燥しやすくなるため、毎日のスキンケアで保湿を行うことは非常に大切です。

基礎化粧品は保湿成分が含まれたものを選び、毎日欠かさずスキンケアをすることを習慣にしましょう。

紫外線対策を徹底する

紫外線ダメージを受けた肌はより乾燥しやすくなり、しわやたるみなどさまざまな肌トラブルを引き起こしやすくなります。日中は日焼け止めクリームを塗る、日傘をさすなどの紫外線対策を必ず行いましょう。

日焼けしてしまった場合は、まず流水や濡らしたタオルで早急に冷やし、普段以上に保湿をすること。適切なアフターケアを行うことにより、肌のダメージを最小限に抑えることがとても重要です。

生活習慣の見直しも重要

生活習慣を整えることもエイジングケアにつながります。栄養バランスがいい食事、良質な睡眠、適度な運動を毎日の生活に取り入れましょう。

基礎化粧品にこだわってスキンケアを徹底しても、生活習慣が乱れていれば思ったような効果が得られない場合も。
60代でエイジングケアを始める方は、まず自分の生活が肌にとって良いものか、良くないものか考えてみてくださいね。

60代のエイジングケアで気をつけたいこと

エイジングケアには注意点があります。気をつけたいことを3点まとめました。

スキンケアアイテムは適切な量を使うこと

化粧品や美容液のパッケージには1回分の使用量の目安が書かれています。商品によって適量は異なりますので、ご自身が使っているアイテムの適量をきちんと把握したうえで使いましょう。

使う量が少なすぎると単純に保湿不足になります。多すぎるのは問題なく感じるかもしれませんが、過剰に加湿すると肌が本来持っているバリア機能が充分に発揮されにくくなり、むしろ乾燥しやすい肌にしてしまうことがあるためNGです。

肌に過度な刺激を与えないこと

スキンケアや洗顔を行う際は、肌に優しく触れるよう努めましょう。肌をこするとバリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れたりする原因になります。

たるみやしわの対策には顔まわりのマッサージも効果的ですが、肌や手になにもつけずマッサージを行うのはNG。肌に過度な摩擦が生じてしまいます。
マッサージを行うときは必ずクリームやオイルを使用し、優しく撫でるようなイメージで肌に触れましょう。

1日を通してケアを心がけること

「入念なスキンケアを行うのは夜の入浴後だけ」という方は少なくないのではないでしょうか。

日中の肌にはさまざまな刺激を受けます。一例としては紫外線に花粉、PM2.5などの化学物質、エアコンの風など。
日中に肌が受けるダメージをできるだけ抑えるために、朝も夜と同じか、それ以上にしっかりとスキンケアを行うことが大切です。

「朝に乳液やクリームを使うとベタつきが気になる」という方は、朝のスキンケア用にベタつきにくいアイテムを使うことも検討しましょう。

エイジングケアに効果的な成分

60代の肌には、どのような成分が不足しているのでしょうか。続いてはエイジングケアに効果的な美容成分を紹介します。

ヒアルロン酸

肌の水分やハリを保つ成分です。保水力に優れ、1gあたり6リットルもの水分を保持できるとされています。

皮膚以外に目や血管、全身の関節や心臓などあらゆる組織に含まれており、人体に欠かせない成分です。美肌成分のイメージが強いですが、目の乾燥を防いだり、関節を滑らかに動かしたりする役割も持っています。

コラーゲン

コラーゲンはたんぱく質の一種です。繊維状の構造をしており、細胞同士を結びつけることで肌のハリや弾力を保っています。

丈夫な骨や筋肉をつくる、しなやかな血管をつくる、関節と関節の間でクッションのような働きをするなど、コラーゲンはほかにも多くの役割を持っています。

エラスチン

コラーゲンと同じくたんぱく質の一種であるエラスチンは、伸縮性に優れた成分です。肌に弾力やハリを与える役割を持っています。

もともと皮膚に含まれる美肌成分ですが、加齢とともに減少していくため、毎日のスキンケアでしっかりと補うことが望ましいです。

プラセンタエキス

プラセンタとは、直訳すると「胎盤」です。哺乳動物の胎盤から抽出したプラセンタエキスには、肌の保湿力やハリ向上、抗酸化作用など、肌にとってうれしい効果がたくさん含まれるとされています。

セラミド

皮膚の角質層(肌の一番外側)に含まれる成分で、肌の表面から水分が蒸発するのを防ぐ働きがあります。
肌のバリア機能を整える役割もあるとされるため、バリア機能の低下による肌トラブルが気になる方は毎日のスキンケアでセラミドを補うのがおすすめです。

60代のエイジングケアに必要な化粧品の選び方

エイジングケアのための化粧水や美容液を選ぶにあたっては、以下のポイントを重視しましょう。

・エイジングケア専用のアイテムを選ぶこと
・自分の年代や肌質に合うものを選ぶこと

若い頃から使い慣れている基礎化粧品を、年齢を重ねてもなお使い続けている方は少なくありません。
ここまでで解説したとおり、肌は年齢とともに変わっていきます。エイジングケアを始めるにあたっては、商品パッケージに「エイジングケア化粧品」「エイジングケア向け」といった記述があるものを選ぶことから始めましょう。

ひと口にエイジングケア化粧品といっても、含まれる成分や期待できる効果は商品により異なります。

どれを選べばいいか迷ったときは、ご自身がエイジングケア化粧品になにを求めているかを考えてみてください。
「しわ対策をしたい」「乾燥を和らげたい」「敏感肌でも使えるものがほしい」など要望が明確になれば、どの商品を選べばいいか自然と決まってくるはずです。

まとめ

人は必ず年を取るものです。よって、加齢にともなって起こる肌の変化はある程度受け入れなければなりません。
しかし、適切なケアを行えば、変化を遅らせたり現状のコンディションを整えたりできます。

60代でしわやたるみなどの肌トラブルにお悩みなら、今日からエイジングケアを始めてみませんか?自分に合う基礎化粧品を選び、正しくケアし、生活習慣を見直すことにより、若々しい肌を取り戻せるかもしれませんよ。

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