ほうれい線は老け顔を加速させる症状のひとつです。同じ60代でも、ほうれい線が薄い人は若々しく見えます。
この記事ではほうれい線が目立つ原因と、悪化を防ぐために見直すべき生活習慣、すぐに始められるセルフケアの方法をまとめました。
ほうれい線を引き起こすたるみを和らげるトレーニングの手順や、メイクでほうれい線を目立ちにくくするテクニックも解説します。
※なお本記事は、弊社から監修者に依頼し、いただいたコメントを編集して掲載しています。
【監修者プロフィール】
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湯浅道子/エステサロンに8年勤務後、美容の資格を取得し、美容家×ライターとして活躍。 10代の思春期ケアから50代更年期以降のさまざまな肌悩みをサポートする情報を発信中。スキンケアコラム、ブログ記事、メルマガ、美容医療、広告関連など幅広い分野の美容に携わっている。生活習慣、スキンケアを通して、人生100年時代を生きるため、自分自身を好きになれるビューティーライフを実践。【保有資格】コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、2級、薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、景表法検定1級
【目次】
60代のほうれい線が目立つ原因とは?

ほうれい線はシワのように見えますが、頬のたるみによって引き起こされる「たるみジワ」に分類される症状です。まずはほうれい線が目立つときに考えられる原因をいくつか解説します。
加齢による肌弾力の低下
肌弾力の低下により頬にたるみが生じると、小鼻と頬の境目に溝ができ、ほうれい線が現れます。
10代や20代の若い年代の肌にはふっくらとした丸みやみずみずしさがありますが、これが「肌に弾力がある」という状態です。
若い人の皮膚組織内では、肌のハリや弾力を維持するコラーゲンやエラスチンなどの保湿成分が潤沢に生成されています。しかし、年齢を重ねるごとに保湿成分の生成量は減少していき、それにともなって肌弾力も徐々に失われていくことに。
弾力を失った肌は重力の影響を受けてたるみ、頬から口角にかけてほうれい線を生じさせるのです。
蓄積された乾燥ダメージ
肌が乾燥すると、皮膚の角質層が乱れてうるおいを保てなくなり、さまざまな肌トラブルを引き起こしやすくなります。
肌が短時間乾燥した環境に晒された程度であれば、適切なスキンケアをおこなえば肌のうるおいは取り戻せます。しかし、何年、何十年と乾燥状態が続くと、年齢を重ねてからたるみやシワ、くすみなどの老化現象に悩まされる可能性が。
皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、角質層は表皮のもっとも外側にあります。
角質層はたった0.02mmほどの厚みしかありません。外気や摩擦の影響を直接受ける部分であり、些細な刺激が大きなダメージになることもあるため注意が必要です。
紫外線による光老化
紫外線には皮膚組織内のコラーゲンやエラスチンを変成する作用があり、肌の乾燥や弾力不足を進行させる厄介な存在です。
若い頃から年単位で無防備に紫外線を浴び続けることにより、50代や60代になってから肌にシワやたるみが生じる現象を「光老化」と呼びます。
かつて日本には「日焼けした小麦色の肌が健康的」という考え方がありました。当時よかれと思って紫外線を浴びた結果、年齢を重ねてからほうれい線やシワなどに悩み、後悔している人は少なくありません。
加齢による骨格や筋肉の変化
加齢にともなって筋肉量や筋力が低下していく現象を「サルコペニア」と呼びます。筋肉は皮下組織より下にあるため、筋肉量が減ると、その上にある皮下組織は支えをなくしてたるみやすい状態に。
顔まわりの筋肉量が減ることも、ほうれい線の原因のひとつです。
なお、骨量も年齢とともに減少していきます。特に女性は閉経を迎えてから女性ホルモンの分泌量が大きく減り、骨粗鬆症のリスクがぐっと高くなります。
骨は筋肉や皮膚の土台です。骨量の減少によって骨格が変わることも、たるみやほうれい線を引き起こす要因になり得ます。
自宅で出来る、60代のほうれい線を目立たなくするためのアプローチ

ほうれい線周りのケアには、頬にハリを与えることが重要です。効果的なアプローチの方法をまとめました。
ほうれい線周りケア向けクリーム使用
ほうれい線周りのケアには、頬にハリを与えることです。周りのケアに必要なのはハリに役立つクリームを毎日のスキンケアに取り入れることが、ほうれい線のケアに効果的です。
ハリ・弾力維持効果が期待できる成分を以下の表にまとめました。
| 成分 | 期待できる効果 |
| コラーゲン | 肌のうるおいを保つ |
| エラスチン | ハリや弾力のある肌を維持する |
| ヒアルロン酸 | 肌の保水量を保つ役割を持つ。 |
| セラミド | 皮膚の角質層にうるおいを与え、バリア機能サポートに役立つ |
| プラセンタ | コラーゲンやエラスチンと好相性、ハリを与える |
| レチノール | ハリとうるおいを与える |
| ビタミンC誘導体 | キメを整え、うるおいを与える |
ほうれい線周りのケアをしたいときは、上記の成分が含まれているものを選んでみてください。
気になるほうれい線をいますぐ目立ちにくくしたいなら、速攻性のあるクリームを選ぶのもおすすめです。
「物理的皮膜効果」のあるクリームや美容液は、気になる箇所へ塗布すると乾く過程で皮膜を形成しながら縮む仕組みになっており、シワやたるみを引き上げる効果が期待できます。
表情筋トレーニング
筋力低下によってほうれい線が目立っているのであれば、表情筋トレーニングを習慣にしてみましょう。
おすすめのトレーニングをふたつ紹介します。
ほうれい線伸ばしトレーニング
- 口を閉じ、ほうれい線ができる小鼻の横から口角に向けてのラインを、口の内側から舌を押しあててなぞります。
- 上下に3~5回なぞったら、反対側も同じようになぞりましょう。
- 1~2を1セットとし、3セット繰り返します。
- 口に空気を含み、右頬、左頬を交互に膨らませます。30秒おこなって完了です。
口角上げトレーニング
- 口を開け、人差し指と中指をそろえて差し込みます。指に上下の歯が軽くあたる程度に力を抜きましょう。
- 頬の筋肉を使って口角を持ち上げます。目が細くなったり、目尻にシワが入ったりしている場合は余計な筋肉まで使っているため、“頬の筋肉だけ”を使えているか鏡でチェックしてください。
- 2の状態を10秒キープしたらゆっくり力を抜きます。3回繰り返して完了です。
美顔器
美顔器の活用により肌や頬周辺の筋肉にアプローチすることも、ほうれい線のケアに効果的です。
美顔器にはいくつか種類があります。たるみケアにおすすめのタイプと、期待できる効果を以下の表にまとめました。
| 美顔器の種類 | 期待できる効果 |
| 超音波美顔器 | 肌に微細な振動を伝える。また、毛穴汚れや古い角質を浮かせて除去することにより、基礎化粧品の浸透がよくなる効果も期待できる。 |
| スチーム美顔器 | 温かい蒸気を肌にあてることで肌にうるおいを与え、乾燥を和らげる。 |
| EMS美顔器 | 低周波によって筋肉を収縮させ、表情筋トレーニングをサポートする。 |
日常生活で意識したい、60代のほうれい線ケア

目立つほうれい線を薄くしたいのであれば、今日からセルフケアを始めましょう。簡単にできることを4つまとめました。
保湿
ほうれい線ケアの入り口はなにより保湿です。特に洗顔後は肌の皮脂が洗い流され、水分が蒸発しやすい状態になっています。
入浴後や洗顔後はすばやくスキンケアを開始し、肌にうるおいを届けましょう。
基礎化粧品を選ぶ際は、ハリ・弾力を与える成分や保湿成分が含まれたものを選んでください。
ほうれい線以外にシワやシミ、たるみなど複数の老化症状が気になるのであれば、エイジングケア(※年齢に応じたケア)ができるアイテムで顔の隅々までケアするのがおすすめです。
紫外線対策
紫外線が肌の老化を促進させるのは前述のとおりです。光老化によるたるみやシワの悪化を食い止めるためには、今日から紫外線対策を徹底しましょう。
地上に降り注ぐ紫外線には2種類の波長があり、A波(UVA)はシワやたるみの原因に、B波(UVB)はシミの原因になるといわれています。
紫外線といえば春から夏にかけて強くなるイメージが強いですが、量が減るだけで1年中降り注いでいます。季節に関わらず、日焼け止めクリームや日傘、帽子などを活用した紫外線対策を徹底しましょう。
肌をこすらない
肌をこすると摩擦によって角質層が大きなダメージを受けます。すると肌のバリア機能が低下し、さらに刺激を受けやすい状態に。
肌の水分は蒸発しやすくなり、カサつきやかゆみ、赤みなどを引き起こすこともあります。
洗顔時やスキンケアをおこなう際は肌をこすらないように意識しましょう。化粧水や乳液をつけるときは押し込むようにし、洗顔時はたっぷり泡立てた泡を肌の上に滑らせるようにして汚れを落としてください。
顔を触ったりこすったりするのが無意識の癖になっている人は案外多いです。このような癖を自覚したときは、意識して触らないようにしましょう。
生活習慣の見直し
姿勢の悪さが頬のたるみを悪化させることもあります。猫背で首を前に突き出す姿勢は首や肩のコリを引き起こし、血行不良によるフェイスラインや頬のたるみやむくみを生じさせることがあります。
次に意識したいのが舌の位置です。口を閉じているときの舌は、上あごにぴったりとくっついているのが正しい位置になります。
・上下いずれかの歯の裏にくっついている
・下顎の内側に収まっている
・口内のどこにも舌が触れていない
上記の舌の位置はどれも正しくなく、顔まわりの筋力低下によるたるみや二重あごの原因になることがあるため要注意です。
そのほか、以下のような習慣が肌トラブルの原因になることも。
・不規則な食習慣
・栄養バランスの偏り
・睡眠不足
・ストレス
ほうれい線を目立ちにくくしたいのであれば、生活リズムを整えることから始めてみてください。
ほうれい線をカバーして若々しく見せるメイク術

「いますぐほうれい線を消したい」という方は、メイクで上手く隠しましょう。テクニックを3つ紹介します。
化粧下地で小鼻まわりをトーンアップ
ほうれい線は頬のたるみと小鼻のキワの境目に影が生じることで目立ちます。メイク前のスキンケアを済ませたら、メーキャップ効果のあるトーンアップ下地を小鼻のラインに沿って馴染ませましょう。
乾燥によって化粧崩れを起こすと、ほうれい線の溝に化粧下地やファンデーションが落ち込んでシワをより際立たせてしまうことがあります。肌が乾燥しやすい方は以下のようなひと手間をくわえ、乾燥を防ぎましょう。
・スキンケアの段階から保湿をしっかりおこなう
・保湿力の高い化粧下地やリキッドファンデーションを使う
・メイクの上から使えるミスト化粧水でこまめに水分を補う
コンシーラーでたるみの影を薄くする
ほうれい線の影をコンシーラーで明るくぼかす方法もあります。
- 頬に指をあてて斜め上に引き上げ、ほうれい線の溝よりも少しだけ外側に、溝に対して水平にコンシーラーでラインを引きましょう。
- 頬は引き上げたまま、ブラシや指でコンシーラーを外側へ向かって馴染ませてください。
注意点は以下のふたつです。
・頬を引き上げるときは力をかけすぎないこと(強い圧力も皮膚の刺激になるため)
・コンシーラーをほうれい線の溝に重ねて乗せないこと
ハイライト×光の反射でほうれい線をぼかす
肌にハイライトを乗せるとそこで光の乱反射が起こり、シワやたるみを薄く見せることができます。
やり方は簡単で、ハイライトを指やブラシに取ってシワやたるみが気になる部分に薄く塗り広げるだけ。ほうれい線を隠したい場合は溝に沿って馴染ませましょう。
ハイライトを入れると肌に立体感やツヤっぽさが出て、若々しい印象になります。塗る量が多いとテカテカになって「やりすぎ感」が出るので、最初は少量ずつつけながら、自分にとっての適量を探ってみてください。
美容外科でのほうれい線対策とは?

医療行為でほうれい線を薄くする方法もあります。気になる方は美容外科や美容皮膚科へ相談するのも手段のひとつです。ここでは、美容医療でおこなわれるほうれい線の治療方法をいくつか紹介します。
ヒアルロン酸注射
ほうれい線の溝がある部分にヒアルロン酸を注射し、物理的に膨らませて溝を浅くする方法です。
ボトックス注射
筋肉の動きを緩めるボトックスという薬剤を、ほうれい線を引き起こしている筋肉に注射する方法です。筋肉の発達によってほうれい線が深くなっている場合に効果的な治療方法になります。
糸リフト
複数の「かえし」がついた糸を皮下に入れて引き上げることで、たるんだ脂肪を元の位置へ戻す施術です。
ほうれい線に纏わるQ&A

Q.同世代でほうれい線がほとんど気にならない人がいます。ほうれい線がない人の特徴はなんですか?
A. 顔に適度に脂肪がついている人は肌のハリが維持されやすく、ほうれい線が目立ちにくいことがあります。表情が豊かな人は表情筋が衰えにくく、ほうれい線ができにくいです。
また、適切なスキンケアや紫外線対策の徹底により、ほうれい線の目立たない若々しい肌をキープしている方もいます。
Q.寝起きに特にほうれい線が目立ちます。原因はなんでしょうか?
A. 睡眠不足によるむくみ、寝具と顔がこすれることによる摩擦刺激、顔にシワが寄る寝姿勢(うつぶせ寝、横向き寝)などが原因として考えられます。生活習慣や悪い癖を見直しましょう。
Q.ほうれい線を薄くするために自分で顔のマッサージをしています。注意点はありますか?
A. 強い力をかけすぎるとたるみ悪化の原因になります。摩擦もほうれい線に悪影響ですので、クリームやオイルを塗って肌の滑りをよくしてからマッサージをおこなってください。
ゴリゴリと揉みほぐすような力加減ではなく、血流を促すイメージで優しく撫でる程度に留めましょう。
まとめ
ほうれい線は一度深く刻まれると簡単には薄くなりません。しかし、コツコツとケアをすれば時間をかけて目立ちにくくなっていく可能性はあります。
まずは肌に優しい生活習慣を心がけ、保湿重視のスキンケアや徹底した紫外線対策をおこないましょう。
ほうれい線が目立つからと塞ぎ込んでいては、表情筋はさらに衰えていきます。日中はメイクで上手く隠しつつ、表情筋トレーニングも習慣にしながら、若々しい60代を目指してみてはいかがでしょうか。
速攻ケアもハリうるおいケアもこれ一本
まぶた&おでこ特化美容液「アフタミープラス リフトセラム」

ニッセンが1年以上かけて開発した「アフタミープラス リフトセラム」。
年齢とともに、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどの弾力成分が減少し、まぶたの皮膚が重力や目の周りの筋肉の衰えによってたるみます。また、目を開こうと無意識にまゆげを上げることで、おでこのシワに繋がる可能性もあります。
「アフタミープラス リフトセラム」は2つのアプローチで目元のたるみ※1・小じわ※2を速攻ケア、さらに32種類の美容成分でハリとうるおいをサポート。継続して使うたびにイキイキとした印象に導きます。
国際品質基準ISO22716の認証取得工場で製造し、商品の品質にもこだわっています。
※1物理的皮膜効果による引き上げ ※2メーキャップ効果によるカバー





